人類学とデザインは共創できるか?
中村 寛 NAKAMURA Yutaka
多摩美術大学共通教育教授、人間学工房代表。専門は文化人類学。「周縁」における暴力、社会的痛苦、反暴力の文化表現、脱暴力のソーシャル・デザインといったテーマに取り組み、《人間学工房》を通じて文化運動をおこなう。2002年からニューヨーク・ハーレムの黒人ムスリム・コミュニティにて約2年のフィールドワークをおこなった。2008年から多摩美術大学を中心に複数の大学で講義・ゼミをもつ。大学で出会ったつくり手たちが、「美術」を捉え直す機会を与えてくれた。2020、21年度はグッドデザイン賞に「外部クリティーク」としてかかわる。著書に『アメリカの〈周縁〉をあるく――旅する人類学』(平凡社、2021)、『残響のハーレム――ストリートに生きるムスリムたちの声』(共和国、2015)。編著に『芸術の授業――Behind Creativity』(弘文堂、2016年)。訳書に『アップタウン・キッズ――ニューヨーク・ハーレムの公営団地とストリート文化』(テリー・ウィリアムズ&ウィリアム・コーンブルム著、大月書店、2010年)。https://www.ningengakukobo.com/
オンラインホワイトボードアプリのmiroを使ったSCREEN LAB.をオープンさせました。こちらは放課後も続く議論の場のようなものです。講義で示されたテーマ、問い、関連領域について気楽に意見交換することで、考察を深め、TDU学生のみなさんとともに新たな研究領域を切り開くことを期待しています。随時更新されますので、何度でもお立ち寄りください。