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デザイン人類学

気候変動とトランジション:デザイン人類学の視点からのアプローチとは?

森田 敦郎 MORITA Atsuro

人類学者。専門はデザイン人類学と科学技術の人類学。前者の領域では、多様性に光を当てる人類学と「つくること」を通して現実を変えるデザインの未来志向な側面を結びつけることに関心を持っている。エスノグラフィをデザイン・プロセスと結びつける方法の研究や、SFの手法を用いて異なる世界を構築するスペキュラティヴ人類学の実験、「つくること」をリサーチの方法として導入するクリティカル・メイキングの開発を行っている。科学技術の人類学の領域では、アクターネットワーク理論の立場から、大規模な技術システムであるインフラストラクチャーが日常生活と地球規模の環境変動を媒介する働きを研究してきた。近年は、気候変動を抑制するための社会とテクノロジーの変化を草の根から引き起こすことに関心を持ち、メーカームーヴメントやライフスタイル・アクティヴィズムとも関わりながら研究を行っている。

SCREEN LAB.

オンラインホワイトボードアプリのmiroを使ったSCREEN LAB.をオープンさせました。こちらは放課後も続く議論の場のようなものです。講義で示されたテーマ、問い、関連領域について気楽に意見交換することで、考察を深め、TDU学生のみなさんとともに新たな研究領域を切り開くことを期待しています。随時更新されますので、何度でもお立ち寄りください。