Future of Workのデザインとは?
山下 正太郎 YAMASHITA Shotaro
コクヨ株式会社 ワークスタイル研究所 所長/WORKSIGHT 編集長/京都工芸繊維大学 特任准教授。コクヨ株式会社に入社後、戦略的ワークスタイル実現のためのコンサルティング業務に従事。手がけた複数の企業が「日経ニューオフィス賞(経済産業大臣賞、クリエイティブオフィス賞など)」を受賞。2011年、グローバルでの働き方とオフィス環境のメディア『WORKSIGHT』を創刊。同年、未来の働き方を考える研究機関「WORKSIGHT LAB.(現ワークスタイル研究所)」を立上げる。2016〜2017年、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート ヘレン・ハムリン・センター・フォー・デザイン 客員研究員、2019年より、京都工芸繊維大学 特任准教授を兼任。2020年、黒鳥社とのメディア+リサーチユニット『コクヨ野外学習センター』を発足。同年、パーソナルプロジェクトとして、グローバルでの働き方の動向を伝えるキュレーションニュースレター『MeThreee』創刊。
コロナ前から働き方・働く場の考え方は第1〜4世代にわたって変化していたが、パンデミックによって全てがハイブリッドワークになった。文化的コンテクストにより適する働き方は異なるので、これと時間軸をかけた4つの組み合わせからこれからの姿が考えられる。集まる場所がプレミアム化していく「ハイコンテクスト×スケジュールド」、かつてあった偶然の出会いをデジタルワールドにつくる「ハイコンテクスト×ノンスケジュールド」、オンラインでも存在を感じるリモート・コワーキングを行う「ローコンテクスト×スケジュールド」、そしてパッションエコノミーを活性化し、個人基点を加速する第5世代「ローコンテクスト×ノンスケジュールド」の考え方である。
オンラインホワイトボードアプリのmiroを使ったSCREEN LAB.をオープンさせました。こちらは放課後も続く議論の場のようなものです。講義で示されたテーマ、問い、関連領域について気楽に意見交換することで、考察を深め、TDU学生のみなさんとともに新たな研究領域を切り開くことを期待しています。随時更新されますので、何度でもお立ち寄りください。